こんにちは、かさまりです。
前回『1歳10ヶ月アメリカで断乳!そのとき娘の反応は?(前編)~駐妻の憂鬱』では、
1歳10ヶ月のリコと、どうやって断乳したのか?
そしてその後の親子関係はどうなったのか、
についてお伝えしました。
結果的にもう私たちのタイミングだったんだなーと、ハッピー断乳ができたと思っています。
(現在断乳してからちょうど1週間、娘は特にパイを欲しがることはありません。)
今回は、
「じゃあ断乳後のケア(処理)ってどうしたの?」
というお話です。
これは私が自分なりに痛みと戦いながら調べまくってとったセルフケア方法ですので、
正直これが正しいのかどうか、わかりません。
ただ、10日経った今はもうすっかり痛みはなく、母乳も絞ればちょろっと出ますが、母乳が張ることはありません。
専門家でない私がこのような情報を出すのはどうかな、とも考えたのですが、
私も本当に苦しんだので、いつかどなたかの参考になれば!
という想いで今回は書かせていただきます。
アメリカでの断乳後のケア方法
リコと私はほぼいきなり断乳をしたのは前回書いた通り。
ですが、私のパイは1年10ヶ月経ってもまだまだ出るパイでした。
現在4歳半のハルの時から、実は私はかなり母乳の分泌量が多いパイでした。
シャワーのように出てしまって、母乳パッドは欠かせない、
そして最初は少し搾乳してあげないとむせてしまうくらいの量で、
それはそれで苦労しました。
(アメリカにも母乳パッドは売っていますので、同じ悩みがある方、ご心配なく!
ちなみに電動搾乳機もあります。
州によっては保険会社がくれたりするので、是非とも保険会社の規約を見るか、聞いて見ましょう。
私も最新の電動搾乳機をバージニア州で無料でもらいました!
しかも5個くらいから選べるというとても良いシステムでした♪)
母乳パッドはこちら
保険会社から頂いた電動搾乳機はこちら
電動搾乳機は強すぎてよろしくない、という話もありますが、
これは強さを自分で調整できて私はよかったです。
(乳腺炎の時や、新生児の時にあげる前に圧を抜いてあげるために使っていました。)
話が逸れました。
そんなかなり分泌量が多い母乳だったので、恐怖だったのは断乳後のパイ。
しかもいきなり断乳することにしたので、徐々に減らして分泌量を減らして・・・という手段もとりませんでした。
日本では桶谷式や、産院でケアを受けることができるかと思いますが、
アメリカではどんなに調べても何も出てきませんでした。
ママ友に聞いても、みんな全く覚えていない、というようなコメント!
なぜ!
むしろ8ヶ月とか、早い段階でやめているから、もっと母乳量が多い時期にやめたはずなのに、みんな覚えていないというのです。
しつこく掘り下げて聞いてみたところ、
・普段から搾乳機、そしてミルクの併用していた
・やめると決めても搾乳機を使ってしばらく搾乳を継続、その期間を徐々に長くする
ということをやるようです。
自分である意味コントロールしていくということですね。
だからこそ、保険会社で配るくらい、搾乳機はアメリカに住むママたちにとっては欠かせない存在、ということなのかもしれません。
では、私はどうした??
先ほども書いたように、私とリコは突然やめることに決めました。
リコにとってはそれが受け入れやすいやり方だったのかな、
そして私の精神的にも受け入れやすかったな、と思うのですが、
このやり方を受け入れられなかったもの・・・それは私のパイ!
やめるその日の午前中まで、リコは好きな時に服をめくって飲んでいました。
それこそ家の中でも外でも。
抱っこ紐のエルゴは便利で、フードさえすれば、外でも授乳ができます。
これまで1度もあげていると気づかれたことはないです。
飲みたい時に飲ませていたので、回数は数えてませんが、夜寝ている間も含めて10回くらいは飲んでいたでしょうか。
そんなリコがよくすんなりやめられたね、とみんなにびっくりされますが、
一番びっくりしたのはきっと私のパイでしょう。
今までフル稼働だったのに、突然の業務停止。
でもミルクラインは止まらない!
というわけで、当日の夜からガッチガチのおいわさんになりました。
絆創膏にはうっすらシミができるほど少しずつ漏れ流程、パンパン。
そして、肩から脇にかけて全部痛く、触られるだけで叫び声を上げてしまうほどの激痛でした・・・。
痛すぎて思わず
「ニューヨーク 桶谷式」
と検索をかけたほど。
でも見つからないので、とにかくなんとかセルフケアをするしかありません。
とはいえ、リコに気づかれないようにケアをするのは至難の技。
キャベツ湿布がいい、などと言いますが、そんなものを作る余裕も、
貼っておく余裕もありません。
応急処置として私が行なったのは、手を冷水で冷やし、それをパイに当てる。
まずはこれを繰り返しました。
そうするとだいぶ痛みは一時しのぎではありますが、軽減されました。
そして、目からウロコ、あんまりにイタイイタイ言っていたら、
現地のママから一言。
「鎮痛剤飲めばいいじゃない」
その手があったかーーーー!
確かに授乳していないので別に飲めばいいんですよ。
というわけで、市販のタイレノールという鎮痛剤を飲みました。
これでだいぶ楽になりました。
もし苦しんでいる方がいるなら、もう遠慮なく飲みましょう。
残った母乳との戦い
痛みは鎮痛剤でなんとかなりましたが、とはいえガチガチおいわさんが
治ったわけではありません。
おまけに、鎮痛剤があっても、やはり触られたり上に乗られると息を飲んでしまうほどの痛み。
そして古い母乳=血がどんどんパイに溜まるので重たくてだるいのです。
でも、出産直後から母乳と戦ってきたみなさんならわかるでしょう。
そうです、母乳は出せばまた作られてしまうのです。
ですので、作られないようにするためには、出さないようにしなくてはならない。
それでも、矛盾することを言うようですが、溜めすぎてしまうと乳腺が詰まって下手すると乳腺炎、つまり高熱を出すことになります。
さらにはこの後この古い母乳を排出しなくてはいけないので、それはそれでものすごい痛みを伴います。
私はとてもよく出る母乳でしたので、多分乳腺炎一歩手前まできていました。
パイは熱を持っていましたし、触るだけで痛い、これって乳腺炎の症状ですよね。
私はあんまりに痛みがひどい時は洗面所やシャワーで少しだけ圧抜きをしました。特に元気な太い乳腺が痛みを伴っていたので、そこを集中的にケアしました。
ケアの方法は、
- 少しだけ乳輪付近を刺激して、母乳が出るようにする。
- 乳房全体を両手で包み込み、おにぎりを握る要領で手の平全体で押す(そうすると溜まりきっているぶんが出ます)
- 痛みが強い部分の乳腺を意識して、手の平全体を使って入林に向かってマッサージをする。外から内側に向かって手の平全てで押すイメージです。
と言う方法を、時間でいうと両方で5分ずつくらい、最初の3日は行いました。
そして色々と調べてみると、断乳3日目に一度全て排出してオッケーとのことだったので、
上記の要領で少しずつ、30分くらいかけてシャワーの中で排出しました。
リコに見つかりたくなかったので、早朝、みんなが寝静まっている時に一人でシャワーを浴びながら実行しました。
最初は乳腺炎の時に出てくる、どろっとしたものが、そして徐々に半透明の見慣れた母乳が出てきました。
あーでもこれはもう古い母乳なんだな、というかもはや白い血だな、と実感したのは、出てきた母乳の冷たさを感じたとき。
今までリコが飲んでいたときは体温ほどの暖かさのある、ぬくもり溢れる母乳だったのが、今出てきているものはとても冷たくて、ついでにパイも冷たい。
それを感じた時に、あーもうこれでリコが飲むことはないんだな、と少しだけ感傷に浸りました。
でも、それ以上にこの古い母乳を出してスッキリしたこと!!!
4日目以降、1週間まではまた圧抜き、1週間後にまた排出して、
だいたい終了しました。
2週間経った今、残ったのはしょぼくれたパイと、かぶれてしまった絆創膏跡です。
痛みはずっとは続かない!!
最初の3日、痛すぎてやっぱりあげたい、と思うことも正直何度かありました。
それくらい痛くて痛くてもうパイのこと以外何も考えられないくらい、辛かったです。
でも、最初の3日を耐えたら、大丈夫。痛みは引きます。
その3日間は乳腺炎と同じなので、なるべく脂っこいものは食べないこと、そして水分も摂りすぎないこと。
でも、その3日が終われば、お酒がフリーダムに飲める!
これ、パイで出てきちゃうかな、とか、乳腺炎になっちゃうかな、と考えなくて済む!
そして何よりも新しい子供との関係が待ってる!
そう思ってどうか頑張ってください!
私ももし万が一、3人目ができて、同じく断乳する時には、この記事を自分自身で読み返そうと思います。
それくらい、この3日間は終わりがない気がすると思いますが、終わりますので!
10日経って、精神的な変化
さて、この10日間、やはり身体にとっても大きな変化だったのではないかと思います。
専門家ではないので、正確なことはわかりませんが、多分ホルモンバランスが変わったのではないかなーと思います。
私は実はまだ生理が戻ってきていないのですが、やめてからすぐに腰の痛み、重みがありました。
そして生理前の憂鬱な気分、ネガティブな気持ち、そういうものがありました。
でも、それもこれも今まで血を母乳に変えてくれていた体が、元に戻るためのもの。
そうやって自分の体、お疲れ様、という気持ちで過ごすことでやり過ごしています。(まだ少し現在進行形です)
そして何よりファッションが!!全然違う!!
しょぼくれパイになったので、今まで来ていた服に猛烈な違和感を覚えています笑
でも、ここまで約5年もの間、役割を果たしてくれたパイ。
何はともあれ、お疲れ様。と言ってあげたいです。
何より、夜しっかり寝るようになったリコ、そして母乳を排出しない分、体力に余力が残るようになったので、この少しネガティブ期を抜けたら、いつも寝落ちしてしまって朝まで寝てしまっていたのが、少し夜更かしをして旦那と話したり、一緒に寝て早く起きて仕事をしたりするのが楽になる、それが楽しみで仕方ないです!
罪悪感なく飲むビールも美味しい〜♪
というわけで、私が本当に辛くて辛くて調べまくって実行したこの方法が、そして耐えたら終わるというこの情報が、誰かの役に立ちますように・・・!
『駐妻の憂鬱』シリーズ一覧はこちらから。
First Jump、少しでも新たな1歩の役に立ちますように!
今回もお読みいただきどうもありがとうございました。