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駐妻の憂鬱 中編

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こんにちは。かさまりです。

 

前編はこちら

 

私は滅多なことでは泣きません。上司に残念がられた時も、心では泣きましたが、涙となって出ることはなかったです。

なんとなく、泣いたら負け感が自分の中であります。別に泣けば浄化されてスッキリするの、知ってるんですけどね。

子供たちがエンエーンと泣くのを見るとちょっぴり羨ましく思います。

でも泣けないものは泣けない、あえてなく必要もないと思っています。

 

そんな私ですが、アメリカに来て、2回ほど泣きました。それも来て最初の2ヶ月で。

 

 

理由その1

運転ができなくてどこも行けない!!!

 

これは、もう激しくこれから来る人にお伝えしたいです!特に電車があまりない地域に行く方!是非ともきちんと運転ができるように、ペーパードライバーの方は初心者講習を日本で受けてきてください!!

何を隠そう私も10年のペーパードライバーで、免許を取ってからほぼ1度も車を運転することなく日本を脱出しました。4回だけ初心者講習を気持ちばかり受けて。

アメリカは基本的に車社会。私が最初に住んだバージニア州レストンは電車がありますが、駅に行くまでにも車が必要です。

バスもありますが、日本のように親切ではなくて、「どこ行き」はいギリギリ書いてありますが、どこを通る、などはありません。調べ方はアプリか、配布されている工程表を確認するしかありません。

乗るのにもかなり勇気がいります。バスを使うのは、正直「車が持てない人たち」です。ですので、やはりとても治安がいい、という感じではありません・・・。しかもドライバーさんもアメリカ人ではないので、行き先を聞いても、何を言っているか聞き取るのも大変・・・。

 

しかも、だいたい定期的にバスを使う人たちなので、回数券のようなものが使用のメイン。現金で支払う場合は、ぴったり運賃を出さないといけなく、お釣りが出ません。このため何度も余計に支払いました。

こうなるとバスに乗るのも億劫、運転もできない、なので引きこもるしかなくなります。

 

でもどうしても引きこもりたくなかったので、私は主人にお願いして週末は運転の練習(鬼コーチで本当に怖かった・・・)、平日は支援センターまで朝送ってもらい、帰りはバスで帰る(何度も間違えました)を繰り返しました。

最寄りのスーパーも歩いて25分。しかも当時2歳の息子と一緒。なのでベビーカーに乗るだけのものを買って帰る、買い物だけで2時間かかる、という感じでした。

 

主人が朝急いでいると、どこにも行けない、そうすると2歳児の1日淡々と過ごすだけ・・・

 

もともと家事がそんなに得意でない私にとってはかなりの地獄でした。

 

これで爆発して1回目の泣き。

 

そのあと必死で免許を取得!足があるだけでずいぶん気持ちが軽くなりました。

 

ちなみに、バージニアの免許はアメリカ以外の免許があれば筆記テストと実技のみです。

筆記テストは日本語が選択できず英語で受ける必要がありますが、バージニア州公式のテキストと模擬試験のアプリがありますので、これで練習しまくってください!

私と主人が使ったテキストとアプリはこちら


公式テキスト(バージニア州)

模擬試験アプリ(iPhone用)

 

筆記試験(実際にはコンピュータ試験ですが)の最初の10問は標識に関する問題です。全問正解である必要があります。ここで1問でも間違えると試験は強制的に終了してしまいます。筆記試験の後半30問は8割で合格でした。引っ掛け的英語もあるので、アプリで何回か模擬試験を解いて表現などに慣れておくといいと思います。

 

実技試験で、日本と大きく違うのは自分の車を試験会場に持って行って試験を受けることです。大きな間違い(左折時に別の車線に入ってしまうとか)の一発アウトと、細かい間違い5ポイントで、もう一度になります。

最初は、駐車場でライトを点灯させる、ワイパーを動かす、ギアをバックに入れる(実際には”Reverse”と言われて最初よくわかりませんでしたが。。。)、ハザードをたくといった基本的な車の操作を試験官の指示の元に行い、その後、10-15分くらいの路上での試験になります。

私はなんとか4ポイントマイナス(ギリギリ)で一発合格!免許を持てて、運転に少し自信がつき、あとは一生懸命外に出て練習しました。

 

ちなみに、ニューヨークは仮免許制です。

筆記に合格すると、仮免許が発行されます。その後5時間の講習を受けた後、実技テストがあります。

日本の免許を持っていても、必ず現地の免許を持っている人と実技テストの会場まで行かないといけないので注意してくださいね。

でも、筆記は日本語で受けられるようです。

 

またニューヨークの実技試験ではバージニアにはない、縦列駐車やスリーバック切り返しのテストもあります。

私は未だに縦列駐車はかなり苦手なのでバージニアで取れてよかった!

すでにバージニアで免許を持っていた私は、バージニア州からニューヨーク州への免許変更は紙手続きのみでした。

ニューヨークの免許会場(DMV)はとーーーっても混んでいるます。事前にオンラインで予約できるので、是非とも予約していくことをお勧めします。

(バージニアもとっても混んでいますが、この仕組み、ありません・・・)

 

とにかく、「車は足!」ということで、来られる方は絶対に絶対に運転の練習をして、速やかに嫌がらずに免許を取ること!です!

 

でないともっと面倒くさいバスの仕組みなどを覚えたり、引きこもらざるをえなくなったり・・・。

 

もしどうしても運転に自信のない方は、

 

これだけは住居を決めるときに絶対だんなさんに押さえてもらいましょう!

 

さて、また長くなりました。

 

後半はいよいよ泣いた理由その2、人間関係です。

 
駐妻の憂鬱シリーズ一覧はこちらから。

シリーズ一覧:駐妻の憂鬱

 
 

First Jump、少しでも新たな1歩の役に立ちますように!
今回もお読みいただきどうもありがとうございました。

 
 


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