こんにちは、かさまりです。
前回はこちらの記事でベビーシッターの探し方をまとめました。
『アメリカでベビーシッターを頼んでみた ~ベビーシッター探し方編~』
いざ、実際に2人の方に子供たちの面倒をお願いしてみました!
現地の大学生、Saraちゃん
日程の関係で最初にお願いしたのがサラちゃん。
現在マサチューセッツの大学に通っているのですが、現在本当に何がしたいのか、考えるために休学中。こちらは休学の間は大学の料金はかからないようで、詳しくは聞きませんでしたが金銭面のことも少しあったようです。21歳の女の子ですが、とてもしっかりしていて、空気が読める。まずうちに来て玄関に靴が並べてあるのをみて、さっと脱いでくれました。
そして一生懸命1歳半リコに話しかけて仲良くしようとしてくれました。ブロックやレゴ、粘土、お絵かき。
ところが、ここで問題発生。人一倍我が強いリコ。残念ながらサラちゃんはお気に召さなかったようなのです。
選り好みして本当に困ります。。。
もともと人見知りはある方なのですが、サラちゃんが近づこうとすると、ペチっと叩く。これには困ってしまい、仕方なく私が面倒見ながら仕事を。
それでもお願いしている時間があるので、その間、サラちゃんはやることがなくなってしまいました。
そこで、空気をまた読んでくれて、台所の掃除を!また、洗濯物をたたんで欲しいというと綺麗にたたんでくれたのです。
本当にいい子で、しっかりしていたので、是非ともお願いしたかったのですが、やはりリコがそんな状態では仕事をするために雇いたいという本来の目的から逸脱してしまう・・・というわけで泣く泣くお断りしました。
でも、もしリコが仲良くできる兆しがあれば、雇っていたと思うくらい、とてもしっかりした良いお嬢さんでした。彼女だったら留守のお家も任せられそう、そう思わせてくれました。
そんな当たりの女の子に来てもらえたのは、面談までの絞り込みで以下のことをかなり厳しくみたからだと思います。
- こちらがメールしてから戻ってくるまでの早さ
- メールでの口調の丁寧さ
- 面談に快く応じてくれるか
先方もバイトといえばバイトですが、個人の係りなので適当にしようと思えばできてしまいます。そこをあえてきちんと丁寧に関係性を紡いでくれる人を厳選したのが良かったと思います。
日本人シッター、マキちゃん
さて、もう一人は私が探しに探した日本人。
家の中で日本語しか使っていない、甘々な家の我が家。それは悩んだ末、そうしているのですが、リコがそういうわけでいまのところ全然英語が理解できないので、ベビーシッターを通して習ってくれたら嬉しいと思っていたのですが、、、、
でもそれよりもなるべく早くベビーシッターをスタートさせたいということを考えると、日本人も試したい・・・という思いからこちらから声をかけました。
マキちゃんはこちらの大学に通う日本人で、リコと同じ、アメリカで生まれたものの、育ちは高校まで日本で、日本語はもちろん流暢というか母国語、そして居候(ホームステイ)で暮らしているので家事などもバッチリ・・・という21歳の女の子。
リコはもちろん、4歳のハルトもまきちゃんが大好き!
こちらも安心して自室にこもって作業ができます。(これを書いている今もリコの笑い声が!)
時給は15ドル。他のご家庭と掛け持ちでやっているので、うちには平日1回、休日は予定が合う時だけ、という感じではありますが、精神的にも肉体的にもとても助かります。
リコが寝ているときは仕事の梱包を手伝ってもらったり、洗濯物をたたんだり、食洗機のお皿を戻してもらったり。普段「あーもう!」と思いながらやっていることを代わりにススッとやってもらえる心地よさがさすが日本人です。
なぜベビーシッター文化は広がらない?
実は私も今回、止むに止まれずベビーシッターをお願いしよう!と決めるまで、ベビーシッターというものに少し偏見がありました。
より正確に言うと、ベビーシッターを頼む親に対して偏見がありました。
実際、私がリコとハルトをひーこら連れながらデパートで買い物をしている時に、幼稚園の現地ママ友と出会って、子供がいない。どうしたのか?と聞いたら、あっさり
「ベビーシッターに預けているの」(正確にこちらではナニーですが。)
と言われたことがあるのですが、正直、
「え?親が子供をベビーシッターに預けてショッピング??」
と思っていました。。。
でも、ベビーシッターをお願いしてみたらわかります。
子供を嫌々ブーブー言っているのを引きずりながらなんとか買い物をするよりも、ベビーシッターと楽しい時間を過ごして、こちらはさっと買い物を済ませて帰ってきた方が、結果的に精神衛生上、そして疲れを考えてもいいのです。
子供がいると、子供中心の人生。昨日も裸族リコが、ちょっと料理をしている間にオムツまでとって、ウロウロしているうちに大きいのをしてしまっていました。
それを処理する。
「ママーお水。」
「ママーパジャマ。」
「ママー・・・」
そして主人が帰ってくると
「ママー。ビール。」「ママー。お箸。」
もちろん家族のお世話をするのも母の仕事。母の役割。
特に専業ならば、それがむしろ全てかもしれません。だからこそ、ベビーシッターを頼むと、サボっている感じがするんですよね。
いいんじゃない?たまには思いっきり自分時間!
でも何が辛いって、ずーっと振り回されっぱなしなんですよね、自分のやりたいこと以外のことで。
買い物も見たいだけ見られず、さっとみるだけ。テレビも見てても何かお願いされたら集中して見られない。お風呂だってカラスの行水。
人の世話ばかりしているから、1日終わる頃にはぐったりなのです。
少なくとも私は。
休日も、主人に子供達をお願いして預けたことはリコが生まれてからは一度もありません。大変さを知っているが故に、ただでさえ平日働いて疲れている主人にお願いすることにためらいと罪悪感があるのです。
仕事だって、自分が選んですると決めたこと。早く寝て、夜中に起きればできなくはない・・・
でも、ずっと自分の時間が欲しい、少しでもいいから夜中、無理やり起きて仕事するのではなくて、陽のあたる時間に仕事がしたい・・・そういう願いはありました。でも主人には頼りづらい、頼れる親族もいない。もちろん友達に頼むのは申し訳なさすぎる。
それが、どうでしょう、お金を払ってお願いしているベビーシッターさんは子供達を見てもらうのがお仕事。
ですので、私はとても救われました。
1時間15ドル。1500円。高いでしょうか??
毎日、自分の時間もなく過ごしているお母さん、そして毎日働いているお父さん。
休日は容赦なく子供たちがきます。でも、お父さんもお母さんも人間です。たまには自分の時間を買ってもいいのではないかな、と思いました。感覚としては、ベビーシッターの時間を買っている、というよりも自分の時間を買っている、という感覚にちかいなーとお願いしてみて思っています。
自分の時間を買ったからには、その買った分は思いっきり充実させなくては、という気分になるのもまたいいです。
そんな、「自分時間を買う」行為。毎日なのか、月に1回なのか、年に1回なのか。人それぞれだし、考え方もそれぞれです。
でも、特にアメリカに住んでいるお母さんたちは頼れる親戚も近くにいなかったりします。日本だって、近くに親族がいない人もたくさんいることでしょう。
今回お願いしてみて感じたのは、「ベビーシッターを頼むのは家事育児のサボりなんじゃないか」というのは自分のベビーシッターへの考えは本当に偏見だったなと。。。
ベビーシッターを頼んでみる、この経験で、
いいじゃない、たまには自分の時間を買っても!
という新しい発見をしました。
そのことで、思いっきり何かができて、その分また子供に優しくできたり、家事を頑張ろうって思えるならなおさらいいですよね。
ただ、お金を払うからには、そして大事な子供を預かってもらうからにはしっかりとした条件の合う人がいいですよね。そこは自分の中の選定基準と、予算を決めてお願いしてみるのがいいと思います!
というわけで、私の初のベビーシッター体験。日本にいたらおそらく偏見から頼まなかったと思うので、これもまた新たな扉、アメリカ体験です!
本日のフレーズ。
“Tell me your experience as a babysitter.”
「あなたの今までのベビーシッター経験を教えてください。」
次は調子に乗って、家事代行もお願いしようと思っています!
お隣さんからの紹介なのですが、ブラジル人で英語が話せない人。この間挨拶もギリギリ、日程を決めるのも一苦労。さてどうなることやら?!!
First Jump、少しでも新たな1歩の役に立ちますように!
今回もお読みいただきどうもありがとうございました。
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