こんにちは。かさまりです。
『逃げ恥(逃げるは恥だが役に立つ)』の最終回を先日、自宅のテレビで観ました。
「えっ!?遅くない?」
と、日本に住んでいる方は思われるかもしれませんが、ここアメリカのテレビジャパンでは1クール遅れて放送されていたのです。この間がちょうど最終回でして、こちら日本人ママ友の間でも話題になっておりました。
なので、2016年末の紅白の時には、「恋ダンス?なに??」状態でした。。。笑
さて、『逃げ恥』では、主演の新垣結衣さん(森山みくり役)は家事代行サービスとして、星野源さん(津崎平匡役)のお宅に最初行くわけですが、日本でも最近は家事代行サービスがかなり認知されてきたようですね。
例えば、日本にある家事代行サービスとしては、『CaSy(カジー)』が有名ですね。私も興味を持ってどんなサービスなのか調べたりしていました。
もちろんアメリカで頼めるわけではないのですが。。
というわけで、先日のベビーシッターに続いてアメリカでも家事代行サービス(ハウスクリーナー)を頼んでみました。
アメリカのベビーシッターサービスにご興味がある方は、ぜひ以下の記事を読んでみてください。
『アメリカでベビーシッターを頼んでみた ~ベビーシッター探し方編~』
『アメリカでベビーシッターを頼んでみた 〜実際に来てもらう編〜』
どうやってハウスクリーナーを探したのか?
ハウスクリーナーに関しても、実はベビーシッターと同様に、Care.comで探すことができます。
最初にニューヨークに引っ越してきた際、実は事前に大家さんと約束していた、「家を入るときまでに綺麗にしておく」というのが不十分で、そこかしこにゴミが落ちていたり、床が汚れていたり、冷蔵庫にカビが生えていたり・・・でしたので、不動産屋さんから日本人を紹介してもらい、最初のクリーニングに入ってもらいました。
それも悪くなかったのですが、正直日本人である必要性をクリーニングに関しては感じない・・・。
しかも2時間、2名での作業で200ドルでした。
確かに3LDKでそこそこ広さのある我が家にとってべらぼうに高い、という感じはしませんが、決して安いわけでもない。
というわけで、ハウスクリーナー探しに私が使った手段。
それは口コミ!!
アメリカでは、専業主婦の人たちもハウスクリーニングを2週間に1回程度は頼んでいます。
これは、
アメリカでは家の綺麗さがその家のステータスのようなものだから、
ということが大きいと思います。
それでは、みんなどうやって見つけるのか?
実際にクリーニング代行を使っている友人たちは、揃って口コミで見つけてきたと言います。やはり私も友人宅での確かな実績があること、そして紹介だからこそ相手も手を抜けない、というのがよかったので、何人かの友人に聞きました。
私が最終的に依頼をしたのは、お隣さんのクリーニングスタッフ。
チラッと見える玄関先のリビングがいつも綺麗でとても8歳と9歳のお子さんがいるとは思えないくらいピカピカなので、信頼できそうだなと。
さっそくお隣のお母さんに聞いてみたところ、すぐに紹介してくれました。
クリーニングスタッフをやる人にしては若く、おそらく20代後半女性、2歳の娘がいるトレッサさん。
一点だけ問題は、お隣さんはブラジル人なのですが、その雇っているスタッフさんはポルトガル語以外話せないということ!!
でも、そこはさすが今の時代、Google翻訳を使いました。
Google翻訳(iPhoneアプリ)
Google翻訳(Androidアプリ)
おそらく100%正しい翻訳ではないのですが、ニュアンスは伝わるので、大丈夫です。
お互いに黙ってぽちぽちとテキストを打って、にっこり。
お互いに通じ合うと、オーケーオーケーとジェスチャーして始まりました。ちなみに私は英語がめんどくさかったので、日本語で。日本語からポルトガル語にアプリで訳してもらいました。
だいたいやってほしい部屋、重点的にやってほしいところを伝えたら、ちょうどその日は4歳半の息子、ハルの遠足だったので、出かけました。
家中が感動のピカピカ具合!!
きっとトレッサさん、我が家に来てどこからやったらいいかなーと悩んだことでしょう・・・。
一応床にあまり物が落ちていないように、前日から準備していたのですが、そこは1歳半のリコと4歳半のハルがいますので、前日に綺麗にしたって、朝起きた瞬間からものを散らかし、床に食事はこぼすし、です・・・。
その上、遠足でバタバタしていたので、キッチンも卵焼きのフライパンは出しっ放し。
さらに、我が家は布団生活。しかし、床上げはしていません。。。お恥ずかしい話ですが。。。
週に1回くらいは頑張って掃除機を下までかけていますが、なぜか布団の下にゴミが貯まるんですよねーなんででしょう。
ブラジル人のトレッサさん的には意味不明な家だったと思います。
朝の8時半に来てくれて、遠足から帰って来たのが12時半だったのですが、まだやってくれていました。まずは2階から。戻って来て、トイレやバスルームから清潔な香りが、そして掃除機をかけてさらに拭きあげられた床!タンスの下まで丁寧に掃除をしてくれていました。
さらに仕上げてくれたリビング、ダイニング、キッチン。
丁寧に箒で隅やソファの裏のゴミを集めた後に掃除機をかけ、床を水拭きしてくれました。
計6時間!時間がかかってごめんなさい、と恐縮しながら、本当に丁寧にやってくれました。
気になるアメリカの家事代行サービスのお値段は?
120ドル+チップ(20ドル)を現金で支払いました。
実質6時間、通しで掃除をしてくれて家中ピカピカにしてくれたので、とても満足しています。
何が満足って、自分で6時間かけてもここまで綺麗にできないものが、自分でやらずにピッカピカになっていること!
床が気持ちいい、トイレが気持ちいい。遠足に行っている間にみんな綺麗になっている!
家事代行をお願いすることは甘えでもなんでもない
実はこの話を、仲の良い男友達に話しました。彼はとても綺麗好きで、奥さんに対する要求が高い。
その友人自身が掃除が上手なんです。実際にその日は奥さんがいないお家に呼ばれて子供と一緒にお邪魔して、子供達を遊ばせていたのですが、(奥さんもちなみに友達です。笑)
子供達が散らかすそばから片付ける、お茶を出してくれても終わったらすぐに片付ける、
私からすると家事指数が相当高い旦那さん、という感じでした。
「奥さんが友人が来るときは片付けるのに、自分が帰って来るときに家が散らかってるのとか、掃除機がちゃんとかかってないとか嫌なんだよ」
「自分でやればいいじゃん」
「俺は働いてるから、それくらいはやってほしいんだよ」
うーーーーん、、、日本型企業戦士(ジャパニーズ・ビジネスマン)の男性の典型的な意見!!!
うん、わかる。わかるよ、あなたのお金で食わせてもらっていて、そして女性側の役割分担は家事育児だもんね。
でもですよ。
家事育児って一言で言いますが、そんなに簡単なことですかね。
少なくとも私にとっては超大変なことです。
はっきり言って、私にとっては家事は仕事をするよりも数倍大変です。
家に転がるものは、自分が散らかしたものだけではありません。子供たち、果ては旦那さんが散らかしたものすべてを片付けて、さらに掃除をするわけです。
片付けたそばからレゴを出して来て撒き散らす、拭いたそばから床にガリガリ君をこぼすわけです。
散らかすのは自分も含めて4人なのに、片付け、掃除は1人。
床のベタベタを放置しないで、怪我をしないようにレゴを片付けるので精一杯なんです。
その上、育児。
まずは死なないように見張り、死なないようにご飯を出す。
不潔でないようにお風呂に入れて、清潔な服を着せ、歯を磨かせる。
健康でいられるように野菜を食べさせ、寝せる。
たっぷり寝られるように、たっぷり遊ばせる。
ギャーギャーとスーパーでおもちゃ売り場の前で、お菓子売り場の前で地団駄踏まれても、スーパーに行かなくてはならない。
これ、全部自分のことじゃないんですよ。
自分のことであれば多少食べなくても、多少寝不足でも、多少風邪気味でもいいんです。
でも自分でなくて自分の子供。
ちょっと客観的に考えるとすごくないですか?私はものすごい仕事だと思います。
しかも命に関わるので、100%気を抜くことはできない。
なのに、自分たちの母がやっていたから、自分たちの祖母がやっていたから。
全てやるのは当然と。
でも、考えてみてください。自分たちが1歳だったとき、4歳だったとき。お母さんがどんなだったか、覚えていますか?
あなたが知っているのは、大きくなってからのお母さんではないでしょうか?
と、いつも旦那さんに言いたい!
旦那さんが覚えているお母さんって自分がある程度大きくなってからのお母さんだと思うんですよ。
もしかしたらもっと小さかったときは家事と育児でヒーヒー言っていたかもしれない。
もしかしたらもっと小さかったときはお母さんは自分のお母さんに頼っていたかもしれない。
お母さんたちだって最初からスムーズに全てができていたわけではないと思うのです。
一番大事なことは何?
子供にとって、旦那さんにとって、家族にとって。
一番大事なのはなんでしょうか?
私のバージニアの友人で3人の子供がいるとても仲のいい女性がいます。
とても素敵な家族で、笑顔あふれ、旦那さんも超協力的。晩御飯は旦那さん担当です。もちろん毎日。
きちんと役割分担が家事においてはなされているのです。
「どうしてそんなにうまく役割分担できるの?仕事もしていて、不平等だと感じたりしなの?」
旦那さんに聞いたときにかえって来た答えはこうでした。
「だって、奥さんが笑顔で幸せなのが、家族の幸せでしょ」
さらりと言われて、もうガーーーンっと頭を打たれたような気分になりました。
そう、奥さんもそしてもちろん旦那さんも、ニコニコ幸せそうなのが一番です。
そのための、120ドル、高いですか?
私は家事が苦手な母です。残念ながら。
でももちろん不潔な家で住みたくない・・・埃がたまるたびに気持ちも暗くなる。
友人が来たときに恥ずかしい。
120ドルで友人が来ても恥ずかしくない、自分が清々しい、旦那さんもにっこり。
綺麗を保つ方が散らかっているところを綺麗にするよりずっと労力が少なくて済むし、
何より気持ちがいいのでなんとか保つために旦那さんも私も頑張るので、いつもよりお家が綺麗に保たれる!
かさまり家にとってはたまにはお願いしてもいいものだと、思うのです。
First Jump、少しでも新たな1歩の役に立ちますように!
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