3年ぶりの日本一時帰国を前にドキドキする~駐妻の憂鬱

笠井まりこ

Category:
駐妻

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この記事は約11分で読めます。

 

こんにちは、かさまりです。

 

実は、明日から日本にビザ更新のために一時帰国します!

2014年9月に渡米してから約3年、初めての帰国です。

 

 

帰りたいか?帰りたくないか?

 

私は旦那さんにくっついてL2ビザというビザできているので、3年で更新というのは決まっておりました。

なので、どんなに遅くても3年経ったら1回は日本へ帰れる。

 

でも一方で旦那さんはいつ帰国辞令が出てもおかしくない身の上。

通常会社的に3年というのが一区切りだし、何より旦那さんのポジションはもともと1年で帰国するポジションでした。

今までも何人も日本に帰る人を見送って来ました。

そんな中で神様が強烈な私の願いを叶えて来てくれて、ここまでアメリカに残れているので、

日本に一時帰国したいと思ってないわけではないのですが、

それよりもアメリカに残りたい!

という方に気持ちが行っていて、日本に一時的に帰るというのは何となく自分的に遠い話でした。

 

そしてもろもろ他の人事異動があったようで、2週間前に確定した帰国日。

 

一気に、一時帰国が現実として押し寄せてきました。

 

まず向こうで誰に会うのか?

お土産は?

スケジュールは?

どこに泊まるんだ?

わーわーわーわーやっていたら、いつの間にか前日。

 

何とかお土産は買ったものの、まだトランクは空っぽ・・・。

 

そしてそのプロセスの中で、考えたんです。

 

「私、本当に帰国したいのかな?」

 

確かにどんどん歳をとって、

まだこちらで生まれたリコにもあってもらっていない祖母達

(子ども達にとってはひいおばあちゃん。ラッキーなことに全員元気です!)

に曾孫をぜひ会わせたい!

 

でもそれ以外は・・・?

お土産を買っていて、そして遅々として進まない自分の準備を振り返って、ふと思ったのです。

 

 

3年ぶりに会うって、ちょっと怖い

 

正直に言います。

私は3年ぶりの帰国、相当怖いです。

3年間会っていなかった人たちと会う。

 

価値観がすごくずれてて、空気の読めない発言ばかりしたらどうしよう。

 

自分で始めた色々なことを話すのか、話さないのか。

 

受け入れられない人もたくさんいるでしょう。

 

受け入れられないことに立ち向かうって、私的には勇気がいることです。

かといって、今の自分を隠しきれない気もします。

 

だからお土産だけは気合を入れて足りなくならないようにトランクに詰めてあります。

(でもお土産だけでトランク1個分、しかも重さがすでに重量オーバー!

これから調節しなくてはなりません・・・)

 

それ以外の帰国準備が遅々として進まず、気づけば前夜。

今日1日寝たら明日、帰るんです。

さすがにこのまま何も持たずに帰国はできないので、やらなくてはいけないのですが、

どうにも気持ちが落ち着かなくてこれを書いています。

 

 

逆に、それだけ居心地が良くなった、今の居場所!

 

でもそう考えると、今アメリカでは随分と気楽に、

そして自由に生きられているんだなーと思いました。

 

家で働くことを応援してくれるママ友がたくさんいる。

一緒に仲間としてやりたいと言ってくれて、朝から晩まで一緒に過ごしてくれる仲間がいる。

 

なんて幸せなんだろう、と昨日ふと思いました。

夏休みが始まっていますが、毎日どこかで遊びたい、誰かと遊びたいとこうるさい4歳息子ハルともう魔の2歳児に突入している1歳娘リコがいるので、なかなか仕事は思うようにできないのですが、一緒にやってくれる仲間&その子供達のおかげで毎日賑やかです。

 

そして楽しい。明日からみんなとしばらく会えないかと思うとちょっと寂しいです。

 

 

好きな人と生きて何が悪い!

 

日本の美味しいものが食べたい!ずっと会えてない人たちに会いたい!そういう思いの一方で、何となく気持ちが重たいこの事実。

 

旦那さんは

「どうしてそんなに楽しみそうじゃないの??」

と。

 

理解不能のようなのですが、何でなんでしょうね。

 

きっと日本にいろんなしがらみを置いてきていて、それと向き合わないといけないこと、

そして本帰国のことが一気に現実味を帯びるのが嫌なのかもしれません。

 

そうなった時に思うのです。

 

「好きな場所で、好きな人と生きて何が悪い!」

 

 

少し話が変わりますが、最近やめたことがあります。

それは、息子が呼ばれた、お友達のお誕生日会で居残ること。娘も連れて行った時には仕方なく残ったり、話したいママがいれば残りますが、あとは大体ドロップオフして帰ります。

 

なぜなら、居心地が悪いから!

2時間も子供を横目に普段会いもしないママ達と話すことは私はありません・・・。

 

日本だったら許されないような気がします。

でもこちらはその選択肢だって、ありなんです。

別にしたくないことはあえてしなくていい、そういう文化は本当にストレスが少ないなーと思います。

2時間、誰と話そう?と必死に探すよりも、

子供がいない間に買い物をすませる。

カフェで仕事する。

よっぽどこちらの方が生産的です。

誰も咎める人はいません。(ま、正確には息子には文句を言われますが・・・)

 

そしてママ友。

 

大好きなみんなとだけ付き合えばいい。

応援してくれる人とだけ会えばいい。

 

これって、よく考えたら普通ですよね?

 

あえて自分を理解しようとしない人と本当は会わなくてもいいんです。

自分が苦手だなーと思う人と付き合う必要もないんです。

 

でも、日本だとそうもいかない。

 

不思議ですよね。狭いからなのでしょうか。

それとも、私だけ・・・?

 

 

選ぶ」ことの基準、そして必要な力。

 

それでも、今のように考えられるようになったのは、

少しでも自分の意思で仕事をするようになり、稼げるようになったからだと思います。

 

自分で稼いでいる、自分の力で何かをしようとしている、それが自信となり、自分の心を支えるのです。

始める前の自分は、

「前に働いていた会社に正社員で戻ってはダメと言われたらどうしよう」

「他の人に嫌われたらどうしよう」

「こんなに散らかっている家を片付けられない、ダメ主婦」

 

そんなネガティブな不安だらけで、誰にでも、自分にすらおべっかを使っていた気がします。

 

でも今は、もちろん毎日必死ではありますが、少なくとも自分に正直に生きてもいいんだ、

そういう心は持てるようになった気がします。

「自分で稼ぐから、前の会社の仕事は自分がやりたくてやるんだ」

「自分が興味ない人に嫌われて何が問題がある?」

「散らかってる?クリーナーさんに手伝ってもらえばいい」

 

とても前向きになれました。

 

でも、が続きますが、でも。

日本ではまだまだきっとこういう考え方や、自分自身が浮いてしまう。

受け入れてもらえない気がする、今そんな気持ちと戦っております。

 

本帰国の時はさらに、もっと、戦うんでしょうね。

本帰国の後に、またアメリカに戻ってこられるように。

自分の好きな場所で、好きな人と自由に過ごせるように。

まずは稼ぐ!我が家はそこからです。

 

さて、ドキドキ帰国!どうなることやら!

とりあえず、荷造り、始めます。

 

3年ぶりにみんなと会うということで、色々とお土産を試行錯誤したので、

それも次の記事で書きたいと思います!

また、事務的なことですが、ビザ更新でも地味に写真が必要だったりなんだりしたので、

そのこともまとめたいと思っています。

 

シリーズ一覧はこちらから。

シリーズ一覧:駐妻の憂鬱

 

First Jump、少しでも新たな1歩の役に立ちますように!

今回もお読みいただきどうもありがとうございました。

 

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