駐妻の憂鬱 ~夫がクビになった!?その時・・・~

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笠井まりこ

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駐妻

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husband suddenly laid off..
この記事は約10分で読めます。

 

こんにちは、かさまりです。

 

4月から4歳半の息子、ハルの習い事が一気に始まり、送り迎えでバタバタ&シッターさんが今週お休みでどうにもこうにも身動きが取れません。

 

親に仕事があるように、子供は動き回って、遊ぶのが仕事。それに付き合わないというわけにいかず、なんだか振り回され感が半端ない今日この頃です。

 

でもニューヨークは一気に春が来て、気候がやや不安定なものの、一気に葉っぱが芽吹いて、裸だった木がどんどんフレッシュな緑を枝につけて来ていて、晴れた日はすごく爽やかで気持ちがいいです。

(花粉がね・・・すごいんですけどね・・・どの車も黄色いです。。。)

 

 

住み込みシッターさんがいるお家のお家騒動?!

さて、以前、記事でハルの友だちで、住み込みのシッターさんがいるお宅の話を書きました。
「アメリカママのベビーシッター・家事代行事情 〜フルタイム在宅勤務編〜」

 

最近、そのお友だちのお迎え事情に変化が。

 

普段はママか必ずお迎えに来ていました。シッターさんは運転ができないから、シッターさんに1歳の娘を預けて、5歳と3歳の息子を迎えに来ていたのです。

 

ところが、4月に入ってから結構な頻度でパパ登場。

 

パパと話すと、ママは出張が増えて忙しいから自分がきているとのこと。

 

でもなー、結構忙しかったはず、パパも・・・。

 

ちょっと合点がいかないままに過ごしていたのですが、ある日、季節が良くなったので、ピクニックに誘われて、晩御飯ピクニックにその家族と行きました。

 

そうするとパパお手製のキンパが!

 

え??!

 

パパ料理したっけ・・・。

 

ママに

「パパ料理するんだねー!最近パパがいつもいていいね!」

 

と声をかけると、

“He got laid off.”

 

。。。はい、クビになったそうです。

 

 

アメリカでは、特に東海岸の雇用主と従業員の関係は、

『いつ辞めてもいいし、いつ辞めさせてもいい。』

 

「はい、明日からあなたは来ないでください。」

がふっつーにあり得ます。

 

日本では考えられないですが、逆もオッケー、つまり

「明日から転職先(もっと条件の良いオファー)が決まったので来ません。」

 

も普通にあるのです。主人の会社の現地採用の方でもどちらのパターンもあったんだ、という話を聞いていました。

そんなもんなんだな、と思っていたのですが、あまり自分ごとになってませんでした。

 

しかし、今回は3人の子供がいるご家庭でのお話。

日本人の私からするとヒョエーーー!です。

さすがに言葉に詰まりましたよ、そりゃ。

 

聞くと、ナニーはそれに伴い、さすがに雇えなくなった、と。

1歳の娘はパパが中心に見て、ママが家で働いているとのこと。

 

でもですね、明るいんですよ。

ピクニックも穏やかに一緒にできるほどに。

日本でこんな事態になったらきっと悲壮感漂いますよね。ピクニックなんてしてる場合じゃないでしょう。

 

 

いつクビになってもおかしくない、だから備える

パパは、

「専業主夫は僕の夢の仕事さ!」

 

ママは、

「最初、絶対絶対専業主夫なんて彼にはできないと思ったけど、意外なほどに私より子供たちへの接し方も上手だし、料理はあんまりだけど他の家事はなんでも大丈夫なのよ。」

 

と余裕の話っぷりになんだか感動しました。

 

「シングルインカムになっちゃって不安じゃない?」

 

と聞いたら、

 

「そうねー。私が転職すればシングルでも行けなくはないけど、ホームワーキングスタイルができなくなるから、まだしばらくはダブルインカムの方がいいかなーでもパパが怒鳴らなくなって、すごい穏やかになったから、夏ぐらいまではこれでもいいかなと思って。」

 

とのこと。

 

ママは、自宅勤務というスタイルを取りたかったので、昨年一生懸命勉強をして資格を取っていました。土日に学校に行き、試験も受けて取得して、自分の専門性を高めていたのです。

 

この、ママの備え。

すごいですよね。

 

 

このお家が例外なのか?働くパパ事情

 

働いていた頃のようなストレスがなくなって穏やかになったパパ。それが嬉しいママ。

 

このお家がアメリカで特別なのか?

 

実はそうでもありません。

 

まず、ハルは英語の勉強のために日本人が一人もいない幼稚園を選んだのですが、お迎えのうち、3分の1くらいはパパです。パパを知らないお家はクラスの中で1組くらい。それくらい週のどこかでパパが迎えに来ます。残りの3分の1がおばあちゃん。そして3分の1がママ。

おかげで、ママ友よりもパパ友、ババ友の方が多いくらいです笑

 

あるパパは、お迎え以降の時間を子供と過ごすために転職、朝の3時から昼の11時まで働くスタイルに。

 

あるパパは出張の多いママを支えるためにホームワーキングパパに。

 

あるパパは木曜金曜は子供と過ごすために早上がりに。

 

仕事がなくてはお金が生まれないので、もちろん働かなくてはいけないのですが、

どんなライフスタイルがいいのか、

もっというとどんな風に子供たちと過ごしたいのか、

家族と過ごしたいのか、

自分がどうしたいのか、

考えてみれば当たり前の、自分の欲求、願望を中心に仕事も決めているのです。

 

自分の気持ちが最初に来るからこそ、いきなりクビになっても夫婦できちんと乗り越える備えがある。

そして家族でなんとかしよう、なんとかなる、と解決していくのです。

 

 

日本も超ゆっくりながらそうなる、そうなってほしい

2014年、私も日本を飛び出すことになるまでは完全に仕事が中心でした。主人は今でもそうです。

なぜか、それしかないと思っていたから。

 

そしてそうしないと自分の生活レベルを保てないと思ったから。

 

その後も主人が仕事を辞めてもいいなんて思えたことはありませんでした。

 

でも、どうして母が育児や家事に縛られなくてはいけないのでしょう?

どうして父が働きに出なくてはいけないのでしょう?

どうして仕事は外で、会社でしなくてはいけないのでしょう?

 

それがしたくて、楽しくてしょうがなかったらいいと思います。

もちろん、すぐに変えるのも無理でしょう、残念ながら。

お金がないと、死にますからね。

 

でも、『それしかないから仕方ないというのは思い込み』なんだなーと

アメリカに来てつくづく思います。

 

今回見たように、会社は自分(従業員)を守ってくれないところです、アメリカでは。

だからこそ、自分がどうしたいか、めちゃ重要。

でも、日本もちょっとずつですが、そうなっていくような気がします。

というか、本当は今でもそうなのです。日本だって会社は自分を守ってはくれません。

自分を、そして家族を守れるのは自分自身なのです。

 

当たり前のことなのに、ついつい忘れてしまう、

そんなことを実感させられた、ニューヨークの春でした。

 

私も旦那が仕事を辞めたい!と言った時でも驚かずにどーんと構えられるように、

私も日々備えたいと思います。

 

 

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