駐妻の憂鬱 後編

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笠井まりこ

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駐妻

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この記事は約11分で読めます。

こんにちは。かさまりです。さて、プロローグ最終章です。

 

前編はこちら、中編はこちら

 

前回は、車の運転ができなくて、出かけられなくて泣いた話を書きました。

 

泣いた事件、もうかさい家にとっては私が泣くのは事件です。

旦那は見なかったことにしてしまうくらい、普段は起こらない、大事件です。

 

そんな旦那も無視できなかった、ひとりキッチンで泣いた理由。

 

それは、ズバリ人間関係。

 

駐妻といえば、ピラミッド構造、とよく耳にしませんか?

日本人がほとんどいない中なので、とても密な関係になる。その中のヒエラルキー・・・。

 

先に言ってしまうと、ラッキーにも私はそういうことに巻き込まれたことは2回の引越しを経てもありません。

うちは日本の伝統的な会社の駐在で来ており、まず上司の奥様方とは、バージニアではよく会っていましたが、とても楽しくてよくバーベキューをしたり、みんなでハロウィンをしたり。うちがパーティ大好きなので、よく集まっていました。

ニューヨークは会社の繋がりよりも、地域のつながり。私の住んでいるウェストチェスター、ハリソン地域はたくさん日本人がいます。もう、ここは日本か!というくらい。公園に行っても日本語しか聞こえなくて最初はビビりました。

 

ニューヨークはさすが都会、いろいろなお仕事の方とその奥様、お子様がいらっしゃいます。省庁、銀行、保険会社、メーカー・・・本当に様々です。

でも、まだ1歳と4歳の子供しかいない私は、小学校の課外活動などないので、しがらみ?などのようなものは皆無。のびのびとやらせてもらっています。

 

こちらで関係性の肝は3点。

  • いつきたか?
  • 英語ができるか?
  • 子供が小学生以上か?

 

この3点がメインのように思います。

どれもコントロールが難しいものですが、日本人が多い地域に赴任で住まれる方は、まずは同じくらいの時期に来た人を探してみるといいと思います。

 

図書館、旦那の同僚、幼稚園、不動産屋さんの紹介・・・ちなみに私はニューヨークでの最初のお友だちはスーパーの前の信号でナンパしました!

このような積極性も大事です。

基本的に日本人がいるとはいえ、みんな友達を欲しています。特に来たばかりの人たちは欲しているというよりも求めていますので、勇気を持って声をかけてみて大丈夫です、よっぽどのことがない限り、邪険にはされません♪

 

さて、話を戻します。

 

では自分の人間関係じゃなかったら、何で泣いたのか??

 

それはズバリ、子供の人間関係・・・というか人間関係を拒否した息子くんに悩んだのです。

 

ハルがアメリカに渡米したのは、2歳になって間もなく。フルタイムで働いていたので、日本でも1年ほど保育園に通っていました。

保育園に最初は入れなかったので最初は月謝が高かったですが近くの私立保育園に、4月からは転園して公立の保育園に通っていました。

 

日本語はほとんど話しませんでしたが、(なぜか全てを1文字で表していました。アンパンマンなら「あ」など。歌も「そ・・・お・・・み・・・た・・・」とアンパンマンの歌を歌っていました)理解はほぼできるという状況でした。

 

そんな中、いきなりほとんど日本語のない世界に行きました。

本人の気持ちになってみれば、パニックです。ようやく覚えてきた言語がほぼなくなり、知らない言語、言語という認識すらなかったでしょうから、何か、が突然耳に飛び込んでくる。こわかったことでしょう。

 

結果、ようやく見つけた児童館のクラスからは毎回逃亡か、部屋の片隅に置いてあるおもちゃの家に閉じこもったきりでてこない。

おもちゃを取られたら泣き叫ぶ。

逃亡したのを無理やり戻してはまた泣き叫ぶ。

 

友だちを作ろうとして入った音楽のクラスも、プレ幼稚園のクラスも、もうハルも私も友達どころの騒ぎではなく、行くのもやっと、行っても大変すぎて終わったあとは二人ともぐったり。

 

そんな中で渡米後最初の2ヶ月が過ぎました。

 

その日はプレ幼稚園の日。プレ幼稚園といっても、児童館がやっている1時間の歌ったり踊ったり粘土したり・・・を親子でやるクラスです。

毎週これを意固地になって通っていたのですが、その日も逃亡・・・どころか教室に入ってくれませんでした。外の廊下にあった、机の下に隠れて出てきません。

その前の週は少し良くて、粘土遊びはしてくれたので、少し希望を持っていただけに、この日の私の落ち込みは半端なかったです。

 

こうやって振り返ってみると、本当にハルは嫌だったんだなーとわかるのですが、その時は自分の主人以外の大人と話したくて、早くハルの友だちを見つけたくて必死でした。

 

そして、泣きました。

 

あんなに来たかったアメリカなのに、、、やっと仕事も辞めて自由になったはずなのに、、、孤独でした。

 

 

ハルにはテレビでアンパンマンを見せて、キッチンで一人ご飯を作りながら泣きました。

 

どうしてこうなっちゃったんだろう、、、と。

 

駐在ママは、最初はこういう孤独があるかもしれません。

特に言語が話せないともっと感じるかもしれません。

よく他のママが、スーパーに行くのも怖いといっていました。

 

アメリカの店員さんはよく話しかけてきますが、それが嫌だと。

単なる会話で聞き返すのも変だし、でも何をいっているかわからないし、

スーパーに行くのが憂鬱でたまらないと。

 

では、今はどうか??

 

渡米して約3年。

 

今は母子ともにかなりハッピーです!

ニューヨークは住むところをきちんと選べば、日本人もいるし、日本の幼稚園もあります。ですので、英語に徐々に慣れて行くことができます!

日本人がいない地域の方は、恐れずにまずは教会などのESLに行ってください。

同じくらい話せない海外からの人がいっぱいいます。

 

そして、子供がいる皆さん。恐れずに児童館に行ってください。図書館に行ってみてください!

 

私もハルも楽しくなったきっかけは、やはり友達ができたからです。

児童館でいつものように、ハルを追っかけ回していたある日。

「日本人ですか?」

 

と声をかけてくれたママがいました。

 

その人は日本人とドイツ人のハーフのママでした。

日本に住んでいた経験もあり、日本語に馴染みがあったので、悪戦苦闘している私に声をかけてくれたのです。

 

そこからそのママの導きで、友達が増えていきました。

ハルもそのママは日本語が通じるのでなつき、私が英語を話すのは2年間嫌がりましたが、他のママやお友達が英語なのは渋々受け入れていきました。

 

私があそこで諦めて、児童館に通うのをやめていたら、会えませんでした。

 

今思うとハルには辛い思いをさせてしまって、反省ばかりですが、それでも通うのをやめなかったことだけはその当時の自分を褒めてあげたいです!

 

ぜひ引っ越したら、「community center」や「library」をGoogleマップで探してみてください。そこにきっと素敵な出会いがあると思います!

自分の地域になくても、お隣のところにはあるかもしれません。

その隣も。自分に合うところに出かけてみてください。

 

最初の一歩は怖いです。でも、怖くて引きこもっていたら何も変わりません。

せっかくのアメリカでの生活、是非とも一歩を踏み出してみてください♪

 

 

ついでに、今の4歳のハルはどうかというと・・・英語アレルギーは無くなりました!まだまだペラペラには程遠いですが、家でも少しずつ英語を話すようになってきました。何が彼を変えたか、それはズバリ幼稚園だと思います。この幼稚園選び、かなり頑張ったので、この話はまた今度。

 
駐妻の憂鬱シリーズ一覧はこちらから。

シリーズ一覧:駐妻の憂鬱

 
 

今回もお読みいただきどうもありがとうございました。

First Jump、少しでも新たな1歩の役に立ちますように!

 

 

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