5分でわかる!初心者がアイスホッケー(NHL)観戦を楽しむためにおさえておくべきルールの基本

笠井まりこ

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この記事は約12分で読めます。

 

こんにちは。かさまりです。

 

先日、ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデン(Madison Square Garden)でアイスホッケーのNHL(National Hockey League)の観戦に行ってきました。

初心者でも試合観戦を100%楽しむために事前におさえておくべきルールをまとめました。

 

 

基本的なゲームの流れ

  • 「ピリオド」と呼ばれる単位を3回行います。1ピリオドは20分間でゲーム時間の合計60分間
  • 3ピリオドの後、同点の(決着がつかない)場合は、OT(オーバタイム:延長戦)」を行います。時間は5分間です。サドンデス方式なので得点が入った時点で終了となります。延長戦のプレイヤー人数は4人(3人+キーパー1人)。通常の6人より人数が少ないので得点がより入りやすい。
  • OTでも決着がつかない場合は、「シュートアウト(Shootout)」を行います。
    シュートアウトはサッカーのPK戦のようなもので、まず3名が相手のキーパーに対してシュートを打ち、その合計得点を競います。同点で決着が着かなければ、サドンデス方式で4ラウンド、5ラウンド、、、と勝負がつくまで続けていきます。
    アイスホッケーのシュートアウトは、サッカーよりもゴールが小さいので成功確率は小さいです。

 

  • 勝ったチームには勝ち点「2」が与えられ、60分(3ピリオド)で負けたチームは「0」ですが、延長戦とシュートアウトの末負けたチームには「1」が与えられます。

 

  • プレイヤー人数は6人。通常1人はキーパー。ただしOT(延長戦)の際は4人(3人+キーパー1人)でプレーをします。

 

  • 交代自由なのでいつ交代しても構いません。交代の際に審判に告げる必要もなし。アイスホッケーはとても体力を使う競技なので、通常1-2分おきくらいに次々とプレイヤーが入れ替わります。

 

  • 3ピリオド目の最終盤といった局面で、負けているチーム側はなんとしてでも追いつくためにキーパーをプレイヤーに変え、6人全員で攻めるというリスクを取る場面を見ることができることもあります。

 

  • フェイスオフ
    リンク上には合計9カ所の「フェイスオフスポット」があり、両チーム1人ずつ向き合った状態で審判がパックを落とし試合が再開されます。各ピリオドの開始時や反則などで試合が中断した時にフェイスオフが行われます。

 

  • センターライン、ブルーライン、ゴールライン
    リンクには真ん中に「センターライン」、その両側に2本の「ブルーライン」が引かれています。2本のブルーラインでリンクが3つのゾーンに分かれることになりそれぞれ「アタッキングゾーン」(敵陣)「ニュートラルゾーン」(真ん中)「ディフェンシングゾーン」(自陣)となります。アタッキングゾーンはオフサイドという反則を理解するのに重要となります。
    「ゴールライン」は、ゴール上をセンターラインと並行に引かれた線で、やはり2本あります。このゴールラインは、アイシングという反則を理解するのに重要となります。

 

  • 空中にあるパックを手を使って叩き落したり、スケート靴でパックを蹴ることもOKです。手やスケート靴で直接ゴールを入れることは認められていません。

 

 

得点

ゴールすると1点入ります。

基本的にスティックを使ってパックをゴールに入れる必要がありますが、プレイヤーの体に当たって入った場合や自殺点もゴールとして認められることがあります。

 

 

主な反則

  • アイシング・ザ・パック(アイシング)
    攻撃側(オフェンス)チームAのプレイヤーが、センターラインより自陣側でパックを打ち、誰にも触れることなく相手チームBのゴールラインを超え、その後パックを相手チームBのプレイヤーが触れた場合、「アイシング」の反則になります。パックを出したチームの陣地からフェイスオフとなり再開されます。

 

  • オフサイド
    攻撃側(オフェンス)チームAのプレイヤーが、保持しているパックより先に敵のブルーラインに侵入(アタッキングゾーンに侵入)したとき「オフサイド」になります。
    つまりパックより先にアタッキングゾーンに入ってはいけません。自分でパックを持ち込むのはOK。先にパックをアタッキングゾーンに送っておいて後からプレイヤーが入るのもOKですが、ブルーライン手前(ニュートラルゾーンやディフェンシングゾーン)にいるプレイヤーから、ブルーラインの先(アタッキングゾーン)にいるプレイヤーにパスをすると、オフサイドとなります。
    オフサイド違反の場合は、ブルーライン手前までパックが戻されてフェイスオフとなります。
    守る(ディフェンス)側は、逆にパックをブルーラインの先に出してしまえば、攻撃側だったチームはアタッキングゾーンから出なければならなくなってしまいます。

 

 

ペナルティーボックス行きの反則

  • 普通は、「マイナーペナルティー」と言って、反則を犯したプレイヤーは2分間ペナルティーボックスの中に入っていないといけません。
  • さらに悪質な反則をすると「メジャーペナルティー」と言って、5分間ペナルティーボックスの中に入ります。
  • マイナーペナルティ、メジャーペナルティの間は、そのチームのプレイヤーの数が1人減るので相手チームにとってはゴールをするチャンスとなります。「パワープレイ」と呼ばれ、会場もおおいに盛り上がります。

 

  • さらにさらに悪質な反則をすると、プレイヤー本人が10分間退場(「ミスコンダクトペナルティ」)、ベンチから退席して控え室に戻る(「ゲームミスコンダクトペナルティ」)、退場かつさらに追加で処分(「マッチペナルティ」)というものがあります。
    これら場合は、代わりのプレイヤーが出場することができます。

 

 

ペナルティーボックス行きの反則を受ける例

基本的に手や足などの体、あとスティックを使って相手のプレイヤーにとって危ない行為を行うと反則になると理解しておきましょう。

Wikipedia「アイスホッケー」のページから一部を抜粋します。さらに多くの種類が載っておりますので併せてご覧ください。

 

ファイティング:手を使った戦い。

トリッピング:相手の足にスティックのブレードもしくは足を引っ掛ける。

エルボーイング:肱をぶつける。チェックの際に当たる体勢によっては適用されやすくなる。

ニーイング:膝をぶつける。

ホールディング:相手の身体、ユニフォームなどをつかんだり(ホールディング・アン・オポーネント)、スティックをつかむ。(ホールディング・ザ・スティック)

フッキング:スティックのブレードで相手を引掛ける。

スラッシング:スティックで相手選手の体を叩いたり、相手のスティックを強く叩いたりする。実際に当てていなくても相手を怯ませる目的でスティックを振り回しても適用される。乱闘の最中に振り回した場合はゲームアウト。

ボーディング:チェックなどにより相手選手をフェンスに叩き付ける。フェンスとの間に挟むようにチェックすると適用されやすい。

ハイスティッキング:スティックのブレードを肩より高く上げる行為。チェックの際に行うとペナルティになる。相手選手が近くにいないとペナルティにはならないが、高く上げたスティックでパックに触れるとゲームを中断し不利な位置からのフェイスオフとなる。

 

 

 

いかがでしたでしょうか。

基本的なルールをおさえておけば素人の私でも十分観戦を楽しむことができました。

アイスホッケーは「氷上の格闘技」と呼ばれるだけあってスピード感があってパワフル!

実際に私が観た試合の観戦記は別途書かせて頂きますね。
『ニューヨーク マディソンスクエアガーデンにアイスホッケー(NHL)の観戦に行ってきました!(前編)』

 

 

さて、本日の英語ワンフレーズは。

“Shoot it!”

「打っちゃえ!」

試合観戦で熱くなった観客のおばさんが連呼していました。笑

 

 

First Jump、少しでも新たな1歩の役に立ちますように!

今回もお読みいただきどうもありがとうございました。

 

記事に対するコメントやお問い合わせもお待ちしておりますのでいつでもご連絡ください。
 

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