アメリカで4歳の息子がキンダーガーデンに行く準備が始まった 前編~駐妻の憂鬱

笠井まりこ

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Classroom at kindergarten
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こんにちは、かさまりです。

 

アメリカの夏休みは6月の初めから、9月の初めまで。

丸々3ヶ月あるので、今からどうしようと毎日悩んでおります。

 

とりあえず、通称「ママキャンプ=ママがプロデュースするサマーキャンプ」のネタと遊んでくれる相手をいつも探しております。

 

さて、こちらに来た当初はまさかこんなに長くいるとは思わなかったアメリカ生活。

2歳の時に渡米した息子、ハルも気づけば8月には5歳。6月にプリスクール(幼稚園)は卒業して9月にはキンダーガーデンに上がります。

Classroom at kindergarten

 

 

キンダーガーデン(Kindergarten)ってなに??

 

キンダーガーデンはアメリカにおいて義務教育の始まりです。一般的なアメリカの子供は、小学校に上がる前の準備期間として、プリスクール(PreSchool:日本で言う幼稚園)を卒業してキンダーガーデンに通います。

公立のキンダーは、基本的に小学校と同じ建物に併設されています。

通う年齢は子供の成長に応じてずらしたり延ばしたりすることも可能なようですが、一般的には日本で言うところの幼稚園年中さんの途中(9月)から年長さんの途中(6月)までです。

 

 

どこのキンダーガーデン・小学校に行くの?

 

日本の東京が、区によって違いが出てきているように、アメリカでも住む地区によってキンダーガーデン、小学校の割り振りの仕方が異なります。

お隣の地区はどこのキンダーガーデンに行くかについて、希望が出せる希望制、私たちの地区はゾーン制と言って、住んでいる地区によって行けるキンダーガーデン、小学校が決まっています。

 

ちなみに、小学校から高校まで、アメリカの公立は全てレートがつけられていて、不動産の価値も決めるくらい重要なものです。

現地の物件情報サイトに行くと、その地区の小学校から高校までのレートが見られますし、こちらのサイトでも確認できます。

http://www.greatschools.org/

 

 

もしこれから引っ越される予定のある方は確認すると良いかもしれません。

 

自分のお子さんが入る可能性のある小学校のレートはもちろん、他にも見るといいかなと思うのが、ハイスクールのレート。小さいお子さんがいらっしゃる方は関係ないと思われるかもしれませんが、意外とその地区の雰囲気を左右したりしますので、一つの目安として見るといいでしょう。

 

 

どうやってキンダーガーデンと連絡を取るの?

 

通う予定のキンダーガーデンと同じ地区の幼稚園に行っている場合、

次にキンダーガーデンに行くお子さんがいるということを幼稚園から連絡してくれて、キンダーガーデンの案内が来ることが多いようです。

 

次に、すでにキンダーガーデン、小学校にすでに通っている人からのクチコミによる案内送付。12月から1月ごろに、「次にキンダーガーデンに上がる知り合いはいないか?」と聞かれるようです。

 

私はたまたま隣の地区の幼稚園に行っており、その時期に家族で旅行に行っており、周りから忘れられていたので、3月の時点でキンダーガーデンに登録されておりませんでした。

 

これはまずい!ということでキンダーガーデンに電話して、登録用の資料一式を送ってもらいました。

(こういうケースでも快くやってくれるので、引っ越してきたばかりの方もご安心を!一般的には3月に登録がありますが、もちろん直前まで登録可能ですので、夏休み中に引っ越す方も引っ越してきたら最寄りのキンダーガーデンに連絡すれば大丈夫です。)

 

登録資料には、本人の情報、家族の情報、などおそらく日本の小学校でも聞かれることを書いていきます。

違う点といえば、「母国語は何か?」と聞かれる用紙があること。

その際に英語のレベルと母国語のレベルについて聞かれます。

これを元に、ENL(旧ESLEnglish New Languageの略)のクラスを受ける必要があるかどうかを判断するテストを本格的に受ける必要があるか、ということを見るようです。

 

 

登録後は人事と面談!

 

登録した後は、まずは保護者が人事の方と面談があり、

その際に合同説明会と、ENLのためのスクリーニングテストがある旨が伝えられます。

 

合同説明会は基本的には親のみ(でも連れてきている人もいました)、テストは子供と親で行きます。

 

最初の人事との面談は15分ほどのあっさりとしたもので、主に上記の説明の他に、9月までに健康診断と歯科検診に行って結果を出せるようにしておくことを言われます。

 

ここで驚きだったのが、校長への嘆願書についての説明があったこと。

何か、お願いや疑問、不安などがあれば、直接校長にメールにて伝えていい旨を言われます。

 

例えばクラスの構成についてなど、採用されるかどうかはわかりませんが、希望を出していいというのです。日本人がなるべく多いクラスにして欲しいとか、そういうことですね。

聞いてもらえる保証はないですが、そのように意見を伝えられる場があるのはいいですよね。

 

 

いざ、合同説明会へ!!

 

3月下旬の面談ののち、ハルの学校では5月の初めに校長や保健室の先生、そしてキンダーガーデン担当の先生との顔合わせの説明会がありました。

 

私たちの学区では、先生は「学年付き」です。

つまり、キンダーガーデンの先生はずっとキンダーガーデンの先生です。

日本だとクラスの担任って、1、2年で同じ先生、クラス替えのタイミングで先生も入れ替えではありませんでしたか?

私の学校は少なくともそうでした。

ですので、この学年に紐づいた先生、というのは面白いなーと思いました。

 

今年、1人退官されるそうなのですが、同じ学区のキンダーガーデンの先生が来る、と言っていました。つまり学校の中で補填されるのではなく、キンダーガーデン専門の先生を学区の中で探すのだそうです。

 

これはキンダーガーデンだけでなく、他の学年も同じのようで、同じく人数が増えすぎてクラスが増える学年は、やはりその学年担当の先生を探すとのこと。

 

私たちの地区の考え方は、クラスの担当、というより、学年の担当、ということで、キンダーガーデンで習うべきことを専門に特化して教える先生、という考え方のようです。

 

先生が毎年変わるのは少し寂しい気もしますが、言ってみれば小学校に上がる前の子供達の専門家。安心して任せられる感じがします。

 

さて、こちらで一通りの説明を受けた後、小さなグループに分かれて学校の中の見学ツアーをいたしました。

と、長くなってきたので、この続きは後編で!

 

 

 

First Jump、少しでも新たな1歩の役に立ちますように!

今回もお読みいただきどうもありがとうございました。

 

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