こんにちは、かさまりです。
長ーーい夏休みも気づけば折り返し。
最初は苦痛だった24時間1歳と4歳の子供たちと過ごす生活もすっかり慣れて、
今は残りを楽しまなくてはな、と思っています。
前触れもなく下された、帰任命令。
さて、タイトルにある通り、大好きな友人、
かつ仕事のパートナーの旦那様に帰任辞令が下されました。
日本帰国までに与えられた時間は約2ヶ月。
2ヶ月後には、彼女はもうニューヨークにはいません。
突然すぎて、言葉を失いました。。。
一緒に仕事をしている仲間で、週に2回我が家に来て色々と私の目の行き届かないところまで細かくフォローをしてくれる彼女なのですが、もちろんパートナーを失うショックと、でもなによりも頼りにしている、大好きな友人とこうしてもう会えなくなるのが悲しいです。
しかし、、、これこそが駐在の宿命なのです。
考えてみれば、今までも何度か見送って来ました。
旦那さんの先輩や同僚、後輩。駐在の期間が長くなれば長くなるほど、見送る機会も増えます。
ですが、これほど近しい友人を送るのは実は初めてです。
不思議なことに、駐在妻、ママたちはなんとなく
「同期意識」があります。
それは、保育園で同じクラスの、第1子のママたちが仲良くなるのと
同じような感覚、会社の同期がちょっぴり特別なのと同じ感覚でしょうか。
知らない環境に来て、共に同じようなことにつまづき、同じようなことに感動するタイミングが一緒なのです。
なので、何とは無しに同期、という意識があるのです。
私の場合、ワシントンDCに1年半、そしてニューヨークに1年半いるので、ラッキーなことに3年前に来た人たちと、1年半前に来た人たちと、同期が2グループあるのですが、3年というのはそろそろ帰国が始まるタイミング。
彼女はもっと長くいると思ったので、本当に寝耳に水でしたが、私の中で第1号の帰任者と期せずなることになったのです。
また忘れてた、時間は有限だということ。
人の記憶って恐ろしいですね。
毎日を生きるので精一杯だったりするので、すぐに大変なことや目をそらしたいことは忘れるようにできてるということをつくづく感じました。
目をそらしたいけど、それが自分の人生にとって大事なことだったりします。
そう、時間は有限なのです。
実は日本への一時帰国、時差ボケ、ママにとって休みなしの夏休みを言い訳にして、
私、このことをすっかり忘れていました。
というか、それこそ見ないようにしていました。
正直、慣れたとはいえかなりしんどいんです、1歳児と4歳児との夏休みって。
もうすぐ5歳になる息子の朝一番の言葉は、
「ねーねー今日はどこ行くの?誰が遊びに来るの?」
そういう息子をもちろんずっと家に閉じ込めておくことはできません。
なので毎日どこかに出かけたり、人を家に呼んだり。
夕方になるまでプールや海に行った日には日差しをたっぷり浴びてママだって子供たちと同じくらい疲れるのです。
熟睡している子供や旦那さんを横目で見ながら眠い気持ちを抑えて朝早起きして仕事をするのは至難の技・・・と言わざるを得ません。
でも、私のこの駐在生活は、自分でここで立ち上がって歯を食いしばらなくては、
「夢のような時間だったね」
と後から振り返るだけの時間となってしまう。
私の野望、目標は好きなところに、縛られることなく住むこと。
子供たちや私たちのためにそれがいいと思ったらアメリカに住むことが選択できる。
親がもっと年老いて私たちが必要になったら戻ってあげることができる。
仕事のために世界中を巡ることができる。
旅行や趣味のために好きなところに行くことができる。
そのためにはまずはお金と、そして時間が必要なんです。
夢を夢物語で終わらせるか終わらせないかは自分次第
今って本当にいい時代ですよね。
例えば10年前。
まだこんなにインターネットは普及しておらず、スマートフォンもなく、パソコンもやたら重たくて持ち運びができるという代物ではありませんでした。
まだまだテレビや新聞が主流で、今や紅白歌合戦でしかお目見えしない、視聴率30%も結構叩き出されていましたよね。情報は単に受ける側で、自分で発信するという術はほとんどありませんでしたし、ましてや個人が自分で何かを始めるというのは大変なことでした。
バイヤーなんて、百貨店の選ばれた人しかできない、ライターもプロの人しかできないというものだったかと思います。
それがこの10年で、パソコンは薄くなってどこにでも持っていける。インターネットは早い遅いはあれど、どこにでもある。
自分の伝えたいメッセージがあれば、伝える手段はいくらでもある。
BUYMAやメルカリなどで、バイヤーになろうと思えば個人でもなれる時代になったんです。
たった10年で!
これからの10年、日本は、世界は、そして自分はどうなるでしょうか?
日本も、世界も、自分が変えるのはなかなか難しいです。
でも。自分自身はどうでしょう?家族はどうでしょう?
それくらいであれば、望めば変わるはずです。
「そんなの無理」と決めるのも、
「よしやろう!」と決めるのも自分。
そしてその強い気持ちを忘れてしまうのも自分・・・。
でも本当に望んでいることなら、絶対に思い出すきっかけが私のようにあるはず。そして、それに向けて行動するのも、行動しないのも自分なのです。友だちの帰任というとても悲しい事実を受けて、また私のスイッチは入りました。
あなたの本当の夢や野望はなんですか?
「駐妻の憂鬱」シリーズ、記事一覧はこちらから。
First Jump、少しでも新たな1歩の役に立ちますように!
今回もお読みいただきどうもありがとうございました。