こんにちは、かさまりです。
我ながら超大胆なことをしたな、と思いますが、
タイトルの通り、
1歳の娘リコと4歳の息子ハルをダンナさんに預けて、2泊3日で西海岸のサンフランシスコへ行ってきました!
ニューヨークからサンフランシスコまでは飛行機で約6時間。
しかも、ダンナさんは下の娘、リコが生まれてから、子供2人をひとりで預かったことはありません。
それがいきなり2泊3日!
私がそこまでして行きたかった理由は、
どうしても会いたい人が日本からサンフランシスコに来るから。
ということで、勢いに任せて飛行機の切符を取ったものの、
決行の日にちが近づくに連れて不安でたまらなくなり、
色々なことが手につかないほどでした。
それでも、どうしても会いたかった私の尊敬してやまない方々。
便利な時代になったもので、実際にお会いしたことがなくてもいつでもチャットやスカイプ、その他の方法で連絡を取り合うことはできます。
それでも、やはり実際に会って話してみたかった!
結論から言います。大丈夫でした!
もうそれはそれは心配した、ダンナさんと子供たちだけの3日間の生活。。。
この日のために、実はリコの断乳を決行しました。
私以外の人と寝ることができるようにしておくためには、パイなしでも寝付けることができるように。
そしてたくさんご飯が食べられるようにしておいてあげること。
これが私のミッションだと思いました。
ちょうど私も正直、授乳の毎日に疲れきっていたので、神様がくれたタイミングだったのだと思います。
周りからはリコは大丈夫か?という心配のお声をいただいていたのですが、私は実は上の息子、ハルの方が心配でした。
リコは1歳ながらにかなり自立しており、自己主張もしっかりとできるタイプ。
ですので、ママがいなかったらいないで、パパにやりたいことや食べたいものをしっかりと主張することだろう、と思っていたのです。
一方で、4歳のハルはかなり根が優しいタイプ。
やんちゃですが、慎重派でとにかく安定、平和志向。
日常と違うことが起こるのを最も嫌います。
ですので、ハルには
超楽しみにしていたおもちゃを(私がいない間に)パパと一緒に開けること、
そして1ヶ月前からママは3日間いないけど必ず帰る、
と伝えていました。
結果、ダンナさんも二人の子供も、私がいない3人だけの時間を楽しんでくれたようです。
リコは帰ってきた後にようやく異変に気付いた感じでママストーカーにしばらくなりましたが、
私がサンフランシスコにいる間はパパっ子に、
ハルは最初は泣いたものの、帰ってきたらパパと過ごして楽しかった!
と言っていました。
事前準備は?
さて、断乳という大きな準備以外にしたことを書いておこうと思います。
- リコとハルの好きなお菓子を準備する
- パパが買い物に出なくてもいいように買い物を済ませておく
- 夜ご飯用のカレーの仕込み
- お出かけ用のリュックの完備
- 早朝のフライトにして、子供たちが寝ている間に出発
- パパに食べ物に関するメモ、緊急連絡先のメモ、いない間に行われるイベントやしておかないといけないことのメモを冷蔵庫の見えるところに貼っておく
- 洗濯物は済ませておく
ざっと羅列してみましたが、こんなことをしてみました。
ママにとっては当たり前のことでも、初めて子供と過ごすダンナさんにとってはどれも未知、
そしてやってみるとめんどくさかったり、どこに何があるのか理解できなかったり。
それでイラつきそうなことを事前に潰しておくイメージで準備しました。笑
まずは買い物。
私ですら、毎回リコとハルを連れての買い物は一苦労です。
なので、食材は行く前日に、想定されるご飯を考えながら多めに調達。
そしてカレーであればチーズをかけたり、うどんにしたり、少しオーブンで焼けばカレードリアにしたり・・・とバリエーションができるので、前日に多めに用意しました。
本当はママ友のお勧めでお好み焼きを冷凍しておこうと思ったのですが、時間切れ。
材料のありかだけ伝えておきました。
加えて、ダンナさん1人で子供2人を連れてマンハッタンまで電車で行く、という用事がありました。
いまビザの更新のための準備中なのですが、息子ハルのパスポートが切れかけていたため、先週慌てて領事館に更新申請に行きました。
が、パスポートの受け取りの際はなんと本人(ハル)も行く必要がある。
次の週にはダンナさんが出張でいないので、どうしても私がいないその日(平日の金曜日)に取りに行かないといけなかったのです。
そこで、40分の電車旅を耐えられるようにおやつと飲み物の準備、そしてオムツやらお着替えやらをすべてお出かけ用のリュックに入れておきました。
最後に、フライトは子供達が起きる前に家を出なくていけないものにしました。
これは、より長くサンフランシスコに居たかったから、というのもあるのですが、
なるべく子供たちのショックを和らげるためにもそうしました。
やはり、別れというのは子供にとって辛いもの。
でも予告して朝いないというのは意外と受け入れられるのでは?ということでそうしました。
あと、病院情報や保険証なども用意して、これで何がおきても平気。
ダンナさんには
「そこまでいらなくね?何もおきないよ」
と言われましたが、用心には用心を重ねて。
実際に3日間子供達と1人で過ごしてみて、こういう準備こそ必要だ、
ということを何もなかったものの感じてくれたようです。
さて、実際の3日間はどうだったか?
結論をもう書いたので、お分かりかと思うのですが、
まぁ、大丈夫でした笑
ハルは心配していた通り、朝ニューヨークの空港に着くなりさっそくFacetimeがかかってきて、泣きまくっている顔が大写しになりましたが、
「ほら、もうおもちゃ開けていいんだよ!」
というとしばらくして落ち着いて、
隠しておいたおもちゃをダンナさんと探しに行き、気持ちをうまく切り替えてくれたようです。
探さなくちゃ!というふうにしておいたのも良かった!
リコに至っては、特に何もなく、ご機嫌に起きてご機嫌にご飯を食べ、
みんなでパスポート受け取りに出かけたようです。
出かけている間、ママがいないので、兄妹の仲がいい!
当日30度近くあったのに長袖を着せたのはご愛嬌、電車が寒かったということで。。。
(次回は着替えも用意して行きます・・・)
寝るときも3人で寄り添って寝て、むしろダンナさんは普段ママに子供達が寄っていってしまう分、ラブラブに過ごせて楽しかったようです。
私はというと・・・
さて、私は。。。
アメリカに来てからこのかた、ほとんどなかった一人時間を満喫しました。
会いたかった方達と何をしたか、というのはまた後日まとめますが、
子供たちがいないフライトのなんと短いこと!
やりたかった作業を一気にやれて、本もゆっくり読めて。
ハードカバーの本なんて、どれくらいぶりに読んだことでしょう。
そしてご飯が美味しい!
こんなにゆっくり食べられたのはいつぶりでしょうか。
普段はもはやご飯が楽しめず、ただでさえ高いアメリカの外食は究極的にコスパが悪く感じられるので、ほとんどテイクアウトなのですが、ゆっくりとご飯を食べるとこんなに美味しいんだ~~~と。
そしてホテルでも誰にも邪魔されずに熟睡できる!10時過ぎに寝て、
「あーよく寝た!」と起きたらまだ朝の2時でした笑
せっかくもらったこの機会を満喫、使い切らないともったいない、という気持ちで使いました。
ひとり旅のビフォーアフター
今回、我が家にとって大きな挑戦となった、ママ不在の3日間。
ダンナさんは少しは主婦の大変さがわかってくれたようです。
主婦は本当に評価されない仕事。
でも、仕事なのです。
むしろ、お金をもらう仕事よりも代わりがいないし、お金という評価がない分、私は大変に感じます。
仕事というのは、誰に言われなくても雇われている、やるということになっている以上、やらなくてはいけないことだと、解釈しています。
主婦の家事や育児もそうですよね。
自分がやらなくては回らない、基本はそういうものです。
一方で、全部自分でやってみないと、主婦の仕事がどのようなものか、なかなか理解できないものでもあると思うのです。
実際に、私は今自分の母に土下座して謝りたいと思いますが、子供だった当時は
「家にいるのに、何が大変なの??」
と思っていました。
当事者になってみないとわからないものです。
ダンナさん曰く、
「子供たちは思ったよりもいい子達で大変ではなかったけど、食事を必ず3食作ったり、着替えさせて、オムツを替えて。そういうルーティンが大変なんだな」
と。
そうなんですよ!!!!
今までダンナさんは飲んだビールの缶はそのまま、食べたら食べっぱなし、
先に寝てしまう私が起きてテーブルの上のものを片付けるのが当たり前でした。
ダンナさんにとっては
「たかだか、一手間だろう」
という気持ちだったかと思うのですが、
その一手間がいくつも主婦をしているとあるのだ、そこに気づいてくれたようです。
私も自分が母にお世話になっていた時には気づきませんでした。
ごめんなさい、お母さん!
そこに気がついてくれただけでも大進歩!
そして子供たちはというと。
ハルは変わらずにいい子ですが、ママはいなくなっても帰ってくる、そこの信頼感が増した気がします。
リコのリコを産む時に入院したのがとても印象が強いらしく、その時ももちろん退院したのですが、ママは一回いなくなると帰ってこないかもしれない、という漠然とした不安を持っていたようなのですが、そこがなくなったようです。
リコは、少し聞き分けが良くなり、主張のバリエーションが増えました。
今まで服を家でなかなか着てくれなかったのですが、着てくれるように笑
そして帰ってきたらうなづけるようになっていました!
可愛すぎて何回も質問してしまいます。
そして、何よりダンナさんと子供たちの仲が明らかに良くなりました。
信頼関係が深まったような、そんな感じがします。
やるまでは不安、でもやってみたら不安はただの不安だった
今回、本当に今までまったく預けたことのないところからの2泊3日だったので、最初にも書いたように不安で不安でたまりませんでした。
でも、やってみたらなんてことはなかった。
むしろ、私はリフレッシュできてまた子供たちと一生懸命向き合おうと思えたし、
ちょっと寄ってきすぎて疲れるなぁと思っていたのも、
また愛おしく思えるようになりました。
何よりも、
預けても大丈夫なのだ!
と思えるようになったことは、大きな進歩ですし、安心です。
アメリカにいると、やはり親族がいないので、いざ!という時にどうしようという不安が常につきまといます。
ダンナさんはもちろんいるのですが、今までいかんせんやったことがないのでなんとなく不安。
同じ親なので、大変失礼な気持ちではあるのですが、どうしてもそう思ってしまうところがあるのです。
でも、これでもう大丈夫。
自分が万が一入院とかしても頼る先がある、これはとても大きなことです。
現地、アメリカ人のママ友に前から
「パパと子供たちだけで過ごさせるのがいいよ!なんでやらないの、絶対にやるべき!!」
と何度も言われていました。
でもなんとなくできないんじゃないか、そう言ってやってこなかったんです。
でもやっていたらなんてことはなかった。むしろ、この新しい挑戦は我が家の人間関係も少し良くしてくれる、そんなものになりました。
日本人のママたちに話すと、みんな一様に
「エーーーー!(だいじょうぶなの??)」
という驚きの反応だった、今回の挑戦。
それだけ日本人の私たち、主婦である私たちにとってはかなり難しいことである、できないという思い込みのあることだったと思います。
おうちに少し変化が欲しいというママ。
子供に優しくできない、ダンナさんが全然理解がなくて悩んでる。
自分時間、欲しいヨォォォォと思っているママ。
是非とも、えいやっとやってみてください!
事前準備をちゃんとしさえすれば、大丈夫なはずです♪
きっとみんなにとって新鮮な経験が得られますよ♪
駐妻の憂鬱、記事一覧はこちらから。
First Jump、少しでも新たな1歩の役に立ちますように!
今回もお読みいただきどうもありがとうございました。