こんにちは、かさまりです。
日本滞在も折り返し地点、いやむしろあと残すところ数日。
あっという間ですね!
連日色々な人に会って、それはそれは有意義な日本滞在。
自分たちのために時間を割いて下さった皆さまに感謝の気持ちでいっぱいです。
でも不思議なのは、ほとんどの人が3年ぶりかそれ以上なのに、全然そんな感じがしないこと。
みんな元気で、バリバリしたり、ほんわかしたりしていました。
でもその中で一つだけ、時の流れを感じた出来事・・・
それは社会人になって、結婚するまでずっと週末、情熱を向けていた英語を使った演劇のクラスで一緒だった女子4人と会った時のお話。
まぁ、演劇を、英語で、しかも社会人になっても週末を使ってやっていた仲間ですから、少し一般的に見たら変わっている集まりかもしれません。
私たちの感覚としては、情熱を傾けられる趣味を、毎週末一緒にやっていた仲間です。
それがゴルフの人もいれば、ランニングの人もいる。
それと同じように私たちは英語劇を一生懸命やっていた、という感じです。
妊娠してからはさすがにできなくなってしまったのですが、
6年前に一緒にやっていた
ある仲間は作業療法士。
ある仲間は派遣社員。
ある仲間は助産師。
私はフルタイム営業。
みんな何かに「属する」仕事を持っていました。
ところが!
3年ぶりに会ったみんなは、
作業療法士→デトックストレーナーの卵
派遣社員→超人気ピラティストレーナー
助産師→1児のママで、大学の研究員
私→バイヤー
なんだかすごく自由な感じになりました。
どんな人生を送るか、自由だ!
みんな結婚したり、同棲していたり、子供がいたり、パートナーや家族がいたり、状況はそれぞれけれど、
自由でした!
以前もみんな週末を削って、歌ったり、踊ったり、演じたり、と今から思うとかなりパワフルでしたが、
その時にも増して、強くてキラキラな眼差しを持ちながらも
少しだけ大人の階段を登った雰囲気を纏っていてかっこよかったです。
実際にみんなで会ったのもド平日、金曜日の昼間。普通に会社員として働いていたら会うことができない時間帯です。
おかげでデパートは空いていて、ワイワイとしながらランチを選び、ゆったりと過ごすことができました。
会社に行きたい?行きたくない?
みんなに
「なんで辞めたの?」
と聞いたら、声を揃えて
「満員電車が嫌になったから!」
「朝決まった時間に行くのも疲れた!」
わかるわかる!です。
私もそもそも自宅で何かできないか、と思い始めたのはそんなことが理由でした。
今は旦那さんの駐在に同行してアメリカで主婦をしていてもいいけれど、日本に帰ったらそうもいかない。
でも、大汗かきながら自転車をかっ飛ばして保育園に迎えに行くのも、
これまた汗をかきながら満員電車に乗って営業先に行くのも、
無機質な白い会社のデスクで、向かい合わせの人ともほとんどおしゃべりもしないで、怖い顔をしながらパソコンに向かうのも。
・・・考えるだけで嫌になってしまった。
でも以前の私であればそこに戻るしかなかった。戻りたくないのに。
そこから、奮起して一歩を踏み出せて本当に良かった。
今はたくさんの人の力を借りながらですが、こうやって日本に滞在していても自分のビジネスは回っている。
この記事も、名古屋の一人旅から山梨県の義理の実家に向かう、特急ふじかわという電車の中で書いています。
走る特急の窓からは富士山が見えます。たくさんの田んぼや山々が見えます。
そんな中でも仕事ができるのです。
少し前までは、私のこの選んだ道は、
「大丈夫なの、それ?」
「またかさまり、変なこと始めたよ」
と言われたことかもしれません。でも、確実に時代は進んでいる。
「へぇ面白いね!稼げる?」
「今やってるそれってどう?いいの?」
「次会うとき、私たちまたどうなってるか超楽しみだね!」
そんな会話が、数年前は作業療法士、派遣社員、助産師、そして会社員の私たちの間で繰り広げられたのです。
女性だって、男性だって。
ママだって、パパだって。
20代だって30代だって40代だって!
人生は一度きり。
嫌なこと、我慢できないことを
どうしたら切り離せるのか、
それが会社員をやめるという選択だって、
もし自分で稼ぐ力があれば許される時代になってきたようです。
もちろん、自分でそうやって生きるという選択肢は楽なことばかりではありません。
でも、そんなときよく私の演劇の師匠が言っていたことを思い出します。
「人生は旅だ。本当にやりたいことにたどり着いても、99%は辛いことが待っている。でもその辛さを乗り越えた、1%の喜びや達成感を味わうと、また次の99%に立ち向かえるんだよ。本当にやりたいことならね!」
駐妻の憂鬱、記事一覧はこちらから。
First Jump、少しでも新たな1歩の役に立ちますように!
今回もお読みいただきどうもありがとうございました。