こんにちは、かさまりです。
『ニューヨーク マディソンスクエアガーデンにアイスホッケー(NHL)の観戦に行ってきました!(前編)』に引き続き、ニューヨーク マディソン・スクエア・ガーデンでのアイスホッケー観戦「ニューヨーク レンジャーズ(New York Rangers) 対 ピッツバーグ ペンギンズ(Pittsburgh Penguins)」の様子をお伝えしたいと思います。?
アイスホッケーのルールを理解したい方は、こちら『5分でわかる!初心者がアイスホッケー(NHL)観戦を楽しむためにおさえておくべきルールの基本』をご覧ください。
いよいよ試合開始!
試合開始時間になると、プレイヤーと審判が入場して来て、リンクの1番真ん中で「フェイスオフ」をして試合開始!
フェイスオフとは、リンク上に計9ヶ所設けられているフェイスオフスポットと呼ばれる場所で、両チーム1人ずつ向き合った状態で審判がパックを落とし試合が開始されることです。
プレイヤーの人数は6人(そのうち1人がキーパー)。1ピリオド20分間で、3ピリオド合計60分間のゲームが始まりました。
観戦する私たちもビールとおつまみを買って準備万端!
週末前の夜、お酒を飲みながらスポース観戦って楽しいですよね。
写真右下はまさにフェイスオフをしているところです。
スピード感と迫力がある試合!!
スケート靴を履いて滑るプレイヤーは時速50km、シュートを打ったパックのスピードは時速150-200kmにもなるそうで、とてもスピード感があります。
「速い!いまパックがどこにあるの!?」
集中して観ていないと見逃してしまいますね。
そして、プレイヤー同士も激しくぶつかる!ぶつかる!
時速50kmで移動しながら、パックを奪うためにプレイヤー同士ぶつかって、特に壁際でのパックの奪い合い、まさに『氷上の格闘技』って感じです。
どんどんプレイヤーが交代する!
アイスホッケーは審判に宣言することなく自由にプレイヤーが交代することができます。
激しいスポーツなので、1、2分プレイをすると疲れちゃうんですね。ですので、そのくらいの間隔でどんどんプレイヤーが入れ替わっていきます。
でももちろん相手チームから攻められている最中に交代をやっていると、ゴールを奪われてしまいますので、自分のチームがパックを持っている際にプレイヤーが交代、それを見た相手チームも同じタイミングで素早く交代。といった感じでだいたい両チーム同じタイミングでプレイヤーの交代をしていました。
現地にいた観客のおばさんが教えてくれたのですが、あまりに目まぐるしく入れ替わるので、たまに間違えてリンク上、7人でプレイをしてしまう!?(えっ?それって反則になるのかな??)なんてこともあるそうです。
オフサイドってなに?
オフサイドは観戦する上でぜひおさえておきたいルールです。
詳しくは、ルール編『5分でわかる!初心者がアイスホッケー(NHL)観戦を楽しむためにおさえておくべきルールの基本』で書きましたが、要は、
「攻撃側のプレイヤーが相手チームのゴール前でずっと待ち構えて、ゴールを奪う。」といったことがないようにするためのルールかなと思いました。
オフサイド判定のためリンク上に引かれた2本のブルーのラインはとても重要です。2本のラインでリンクは3つのエリア、「アタッキングゾーン」(敵陣)、「ニュートラルゾーン」(真ん中)、「ディフェンシングゾーン」(自陣)に分かれます。
オフサイドは、アタッキングゾーンにパックより先にプレイヤーが入ってはいけないというルールです。
プレイヤーの方は、ゴールを奪うべく前のめりですのでオフサイドはたびたび起こります。
パックを持っていないプレイヤーの動きも意識的に見るようにすると、試合運びの全体感というか、作戦としての陣形がなんとなくわかってより試合観戦を楽しむことができると思います。
ホームチームが得点すると、みんな音楽に合わせて掛け声!
アイスホッケーはゴールが小さいので、それほど頻繁にゴールシーンが見られるわけではありません。
なので、ホームのニューヨーク レンジャーズ(New York Rangers)が得点すると会場は、大盛り上がり!!みんな立ち上がって音楽に合わせて掛け声をするんです。
前に座っていた観客のおじさんとおばさんは、かなり年季の入ったレンジャーズのファンのようで、掛け声の最中、周りの観客とハイタッチしていました。
(ホッケー観戦初心者の主人もちゃっかりハイタッチしていましたが。笑)
得点のチャンス!パワープレイ
「あれ?いまペンギンズの選手が1人少なくない??」
という場面がたまにありました。
これは、プレイヤーの手や足などの体、あとスティックを使って相手のプレイヤーにとって危ない行為をするなど、反則を犯したプレイヤーは、リンク外にあるペナルティーボックスにしばらく入っていないといけません。ほとんどの場合は、「マイナーペナルティー」といって2分間。
その間、プレイヤーの人数が5人に減ってしまうんですね。
相手のチームに取ってみれば、1人少ないので得点のチャンス!なので、「パワープレイ」と言います。1人少ないチーム側は、基本的にこの間、防戦一方でじっと耐えているといった感じでした。
最終3ピリオド、レンジャーズ 2 vs ペンギンズ 3
3ピリオド目、レンジャーズが1点ビハインドの状態で、何度かパワープレイなど得点できそうなチャンスがあったのですがチャンスを決められず、試合はいよいよ最終盤に差しかかりつつありました。
この辺りになると特に熱い前出のおじさんとおばさんはイライラしてきて、
“Shoot it!” (打っちゃえ!)
とか、パックを奪われると
“ジー●ス”、”オー・マイ・●●”
を連呼!?アメリカの方は感情表現が豊かですよね。笑
しかし、3ピリオド最終盤でドラマが待っていました!
レンジャーズはなんとしても得点を取るため、リスクをとってなんとキーパーを下げ、6人全員で攻撃する体勢に!
おおー、事前にググって調べたので知っていたのですが、本当にこんなことが起こるんだー!
ペンギンズも必死で守りますが、なんと、、
レンジャーズが粘って残り20秒で得点を奪いました!!!
これには会場も大いに湧き上がり、喜びの掛け声大合唱!?
もちろんみんなハイタッチ!
5分間の延長戦へ
けっきょく同点のまま、3ピリオド目は終了。
この後どうなるのかな?と思っていたら、「OT(オーバタイム)」と呼ばれる5分間の延長戦に入ります。
オーバタイムは、サドンデス方式なのでどちらかのチームが得点した瞬間にゲームが終了します。
オーバタイムでは、プレイヤーの人数が減って4人(3人+キーパー1人)になります。
3人で攻めるので、通常ピリオドの人数の時と比べて、攻守がより早く入れ替わる気がしました。
もちろん観客の大部分は、ホーム レンジャースがパックを持って攻撃しているときは大声援!パックを奪われて守りに回るときは落胆の声。。。
もう、目が離せません。
最後は「シュートアウト(Shootout)」で決着
5分間のオーバタイムでも決着がつかず、「シュートアウト(Shootout)」へ。
シュートアウトはサッカーのPK戦のようなものです。
最後はこのシュートアウトをペンギンズが着実に決めて、ペンギンズ勝利。残念ながらニューヨーク レンジャーズは敗れました。
終始、レンジャーズよりもペンギンズの方が有利に試合を進めていたように感じますが、さすがプロ!
3ピリオド目の最終盤、土壇場でレンジャーズが6人攻撃で得点を決めるというドラマ。
あそこで決まっていなかったら、ここまで試合を観れなかったわけですから、会場にいた観客も満足気。
私たちももちろん大満足の初・アイスホッケー観戦となりました。
今回をきっかけにちょっとアイスホッケーが好きになっちゃったかも❤️
First Jump、少しでも新たな1歩の役に立ちますように!
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